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博士論文

博士論文とは

博士論文には以下の2種類があります。

  • 課程博士論文:博士課程に在籍して提出する論文
  • 論文博士論文:博士課程に在籍しないまま学位を取得するために提出する論文

一部の論文はウェブ上で全文が公開されています。2013(平成25)年度以降に提出される日本の博士論文は、原則としてウェブ上で全文が公表されることになりました。

東京大学の博士論文(新制・1957(昭和32)年度以降)

2012(平成24)年度までに提出された東京大学の博士論文(製本論文)は、東京大学と国立国会図書館関西館で所蔵しています。2013(平成25)年度以降は原則としてUTokyo Repositoryで全文が公開されているため、製本論文の所蔵状況は研究科によって異なります。

検索方法

※東京大学(旧制)の博士論文を探す場合は「国内他大学の博士論文」を確認してください。
※東京大学の修士論文を探す場合は、こちらを確認してください。

  • 2012(平成24)年度まで提出分:東京大学学位論文データベースで検索してください。
    • 一部の論文は要旨が掲載されていますが、全文は掲載されていません。
  • 2013(平成25)年度以降提出分:東京大学学術機関リポジトリ(UTokyo Repository)で検索してください。
    • 著者名・論題の他に学位名や学位授与番号などでも検索できます。
    • 2013年度以降に提出される博⼠論⽂は、原則としてUTokyo Repositoryで全⽂公表されます。(論文提出から公表までには一定の期間がかかります。)

利用方法

農学生命科学研究科(農学・獣医学)の博士論文
所蔵状況

農学生命科学図書館では、以下の博士論文を所蔵しています。

  • 課程博士論文:1958(昭和33)年度~現在(一部所蔵なし)
  • 論文博士論文:1961(昭和36)年度~現在
手続き

カウンターに以下の事項を伝えて閲覧を申し込んでください。

  • 論文タイトル
  • 著者名
  • 学位記番号(東京大学学位論文データベース、UTokyo Repositoryや館内の著者名カード目録で調べることができます。)
利用上の注意
  • 出納受付:平日9:00-12:00, 13:00-16:30
    利用時間:平日9:00-17:00   
  • 貸出はできません。館内でご利用ください。   
  • 複写は原則として半分以下まで可能です。全文を複写するには著者の許諾を得る必要があります。
    (著者の許諾を事前に得ているため全文の複写が可能な論文もあります)。
農学生命科学研究科(農学・獣医学)以外の博士論文

課程博士論文は各研究科の図書館・室などで、論文博士論文は総合図書館で所蔵しています。
(論文博士論文は各研究科の図書館・室などで所蔵している場合もあります。)

詳しい所蔵館・所蔵範囲・利用条件は、東京大学学位論文データベース「学位論文の所蔵と利用案内」を確認してください。

※国立国会図書館関西館で1923(大正12)年9月以降の博士論文の多くを所蔵しています。
 東京大学で所蔵していない場合はこちらをご利用ください。

国内他大学の博士論文

国内の博士論文は以下のデータベースで検索できます。

IRDB(学術機関リポジトリデータベース)日本の学術機関リポジトリに蓄積された博士論文などの学術情報を横断的に検索できます。一部の論文は全文が掲載されています。
国立国会図書館オンライン国立国会図書館関西館では、関東大震災以後(1923(大正12)年9月以降)の全国の大学の博士論文の多くを所蔵しています。
CiNii Dissertations国内の大学等学術機関のリポジトリで公開されている博士論文と、国立国会図書館が所蔵する博士論文を一元的に検索することができます。
博士録
  • 大日本博士録 全5巻(発展社, 1921-1930)
    学位授与を開始した1888(明治21)年から1929(昭和4)年までに学位授与された博士について調べることができます。各巻ごとに収録年代が違います。多くは論文要旨を記載しており、全文が入手できない際にも役に立ちます。
    (第1巻:法学・薬学、第2~4巻:医学、第5巻:工学)
    国立国会図書館デジタルコレクションで全文公開されています。
  • 日本博士録 全9巻(日本図書センター, 1985)
    1888(明治21)年から1962(昭和37)年までに学位授与された博士の博士論文を調べることができます。各巻ごとに収録年代が違います。第9巻は学位の種類別の人名索引(五十音順)です。
    農学生命科学図書館では所蔵していませんが、総合図書館で所蔵しています(東京大学OPAC)。また、教育行政研究所昭和31年〜39年刊版を、国立国会図書館デジタルコレクションで図書館内および個人利用サービスを通して利用可能です。

 関連サイト: 国立国会図書館 リサーチ・ナビ「国内博士論文」

利用方法

博士論文は借りられません。所蔵館で閲覧するか複写物を取り寄せることになります。

  • 国立国会図書館関西館で所蔵している場合
    • 閲覧:国立国会図書館東京本館に取り寄せて閲覧することができます。取り寄せには利用者登録が必要です。詳細は「国立国会図書館の利用者登録について」を参照してください。
    • 複写:原則として半分までの複写ができます。全文を複写する場合には著作権者の許諾が必要です。MyOPACで複写物の取り寄せを申し込むか、国立国会図書館の「複写サービス」をご利用ください。
  • 学位授与大学で所蔵している場合
    • 閲覧:利用条件を各大学図書館のウェブサイトで確認してください。利用条件が不明な場合は図書館にご相談ください。
    • 複写:原則として半分までの複写ができます。全文を複写する場合には著作権者の許諾が必要です。MyOPACで複写物の取り寄せを申し込んでください。

海外大学の博士論文

ProQuest Dissertations & Theses Global(学外アクセスはこちら)欧米を中心とした学位論文を検索できます。一部は全文が掲載されています。
NDLTD (Networked Digital Library of Theses and Dissertations)北米を中心とした70以上の機関の学位論文を検索できます。
国立国会図書館オンライン国立国会図書館関西館では、1950年代後半以降の主に科学技術分野の欧米博士論文を所蔵しています。

 関連サイト:国立国会図書館 リサーチ・ナビ「海外博士論文」

※修士論文の所蔵について

修士論文は博士論文と異なり、公開や国立国会図書館への納本を義務づけられていません。所蔵状況は学位授与大学によって異なりますので、各大学図書館のウェブサイトなどで確認してください。

農学生命科学図書館では修士論文を所蔵していません。各研究室にお問い合わせください。他の研究科の所蔵状況は、東京大学学位論文データベース「学位論文の所蔵と利用案内」で確認してください。